仕事内容と会社別集計

日本での労働内容は閣議決定にあるように、

炭鉱、鉱山、荷役、工場雑役が中心です。

職種や会社別に整理してみます。

しかし、土建会社が鉱山や炭鉱の現場に

労務者を送り込んだ例が沢山ありますから

一概に正確とは言えません。

 

例えば、(株)地崎組の上砂出張所は

三井砂川鉱業所(炭鉱)に出張作業しています。

 

「職種や会社別」

1 鉱工業系  

  石炭採掘、銅鉱採掘、水銀鉱採掘、

  鉄鉱採掘、その他鉱石採掘、精錬

   三井鉱山  6,108人

   三菱鉱業  2,582人

   日鉄鉱業  1,786人

   日本鉱業  1,258人

   北海道炭鉱 1,223人

   井華鉱業  1,175人

   貝島炭鉱    497人

   野村鉱業    492人

   同和鉱業    491人

   宇部興産    296人

   古河鉱業    246人

   明治鉱業    200人

   日本冶金    200人

   宇久須鉱業  199人

   戦線鉱業   178人

     合計    16,931人

2 造船  

  三井造船、播磨造船、藤永田造船、東日本造船

   4社合計   1,210人

3 土建業  

  発電所建設、飛行場建設、鉄道港湾建設、

  地下工場建設、工場建設、鉄道除雪

   熊谷組   3,801人

   地崎組   3,522人

   鹿島組   2,863人

   川口組   2,654人

   間組    2,347人

   鉄道工業  2,316人

   土屋組   2,021人

   菅原組   1,690人

   飛島組   831人

   伊藤組   811人

   荒井    573人

   鉄道建設  370人

   西松組   357人

   大成建設  293人

   瀬崎組   292人

    合計   24,741人

4 荷役

   日本港湾業界 8,073人

 

     総合計  50,955人

 

注:もともと中国人労務者の合計は、

  38,935人になっていますが、

  それは中国の乗船地から送り出された人数です。

  それに対してこの集計は

  最終作業所で受け入れた人数です。

  途中で作業所を移転したり、

  重複があるため人数はかなり増えています。

  外務省報告書では、

  38,935人以外の数字は

  あまり正確ではないようです。