2020年11月に書いたものです
私たちが日常罹る風邪はほとんどコロナウイルスと言われています。
非常に変異のスピ-ドが早いため今回は新型と言われているのです。
危険なサ-ズもマーズもコロナウイルスの一種です。
今回のウイルスはSARS-CoV-2と呼ばれ感染した病態をCOVID-19と呼んでいます。
国立感染症研究所の4月24日の報告では、
1年で25.9回の変異が起きるとされています。
そうすると計算上ですが20種類ほどの変異があることになります。
◎交差免疫
不思議なことに外国と比べて日本では重症化や死亡が少ないようです。
考えられる理由としては、島国日本では過去に色々なコロナウイルスに感染し、
コロナに対して色々な抗体を持っている可能性があります。
その場合抗体が完全に合わなくても取り合えず有効に働いて
軽く済んでいる事が考えられます。
これを交差免疫と言います。
但し今回のコロナに対しての完全な抗体は出来ないと思われます。
◎感染ル-ト
コロナウイルスは私たちの全身にあるACE-2と言う物質で全身に運ばれます。
運ばれて肺や腸や免疫細胞にまでもウイルスが運ばれているようです。
そして残念なことに基礎疾患のある人は
ACE-2が増えているので不利になります。
国では基礎疾患に肥満、高脂血症、高血圧を含めていますが、
国立国際医療研究センタ-の報告ではこれらの重症化や死亡はあまり高くありません。
これらは検査基準の問題で病気と言えないからです。
◎手洗いについて
殺菌剤入りの消毒がかなり行われています。
私たちの環境(空気中)や身体は通常微生物に覆われています。
身体の中も微生物が一杯です。
それら微生物は微妙なバランスを保って私たちと共存しています。
共存している微生物は私たちを守っているとも言えます。
それなのに表面だけを全て消毒すると私たちは無防備になります。
非常に危険なことです。
丁寧に石けんで洗う方が安全だと思います。
◎解熱剤の使用について
WHOやフランスの保健省では解熱剤のイブプロフェンの使用を控えて、
アセトアミノフェン(商品名カロナ-ル)の使用を勧めています。
実は数年前からアメリカでインフルエンザの死亡者が多いのは
イブの使い過ぎだと言われてきました。
カロナ-ルは比較的安全と言われていますが、
やはり解熱剤は過度に使わないことが安全です。
世界中で色々な研究がありますが、
どの解熱剤を使っても、どのウイルスでも、どの実験動物でも、
熱の下げ過ぎは危険なことが分かっています。
動物にウイルスを感染させて、
解熱剤でグル-プを40℃、39℃、38℃、平熱に下げると
例外なく平熱にした場合死亡数が増えます。
高熱は辛いことですが、極端に下げないで38.5℃が安全かと思います。
ちなみに小児の専門医ではカロナ-ルを使用し
極端な解熱をしないように指導していはずです。
やはりコロナに限らずウイルスする感染には
水分補給、保温、安静は大事なことです。
お金を貰えるからといって、
マスクをしているからといって
密なところに出かけるのは注意した方が良いかもしれませんね。
(G.N)