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供出機関間からどの様な名目で供出するかは、
前項目資料にあるように
色々な名目が使われました。
行政供出 24,050人
訓練供出 10,667人
特別供出 2,763人
自由募集 1,455人
本来、供出とは
官庁や軍の要求に応じて
物品等を提供することで、
人間に使う言葉ではありません。
●行政供出
通常は現地軍、国民政府、華北政務委員会の
行政命令に基づいて、
都市郷村から強制割当で供出させました。
囚人も含まれます。
しかしだんだんとそれも困難になるので、
通称「うさぎ狩り作戦」で
強制連行して行政供出としました。
捕虜の場合は一旦収容所へ入れてから
訓練供出としました。
●訓練供出
八路軍や国民党軍の
戦争捕虜を連行する場合は、
ジュネ-ブ条約違反になりますので、
一旦俘虜収容所へ入れて、
一定期間訓練をして訓練生として供出しました。
●特別供出
元々、鉱山や造船や荷役の経験や技術を有する
労働者をこのように呼びました。
しかし連行は強制です。
●自由募集
労働者のほうから募集に応じた場合ですが、
現実にはないので、
結局は甘言で騙して連れてきました。
つづきを読む
連行年月
乗船地
供出機関
供出方法
乗船人数
昭和18年 4月
連雲・塘沽・青島
華北運輸(株)
特別供出
222
7月
塘沽
華北労工協会
行政供出
267
上海
国民政府機関
243
9月
大連
福昌華工(株)
210
188
11月
79
訓練供出
211
19年 3月
青島
496
370
208
4月
612
292
632
394
5月
640
296
連雲
145
643
6月
1,452
50
453
298
207
876
771
462
659
8月
1,899
上海・呉松
日華労務協会
654
499
1,346
472
251
751
10月
2,503
1,520
700
989
196
1,341
819
2,569
1,291
12月
828
91
20年 1月
1,356
1,637
2月
1,099
691
3月
1,034
1,177
1,393
400
注:自由募集は含まれていません
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