労務者の死亡率は場所によってかなりの違いがあります。
仕事の危険度合いの違いもあるでしょうが、
あまりに高い死亡率の作業所は、
過酷な強制労働、劣悪な生活環境や食事、
凄惨なリンチのせいだと思われます。
●労働者の3割以上が死亡した作業です。
戦線鉱業 仁科作業所 46.0%
川口組 芦別作業所 45.4%
地崎組 大夕張作業所 44.9%
鹿島組 花岡作業所 41.5%
日鉄鉱業 釜石作業所 41.2%
古河鉱業 足尾作業所 39.8%
日本鉱業 峯ノ沢作業所 36.2%
日本港湾業界 室蘭 3作業所 32.5%
川口組 室蘭作業所 31.9%
宇部興産 沖ノ山作業所 31.4%
●参考までに
戦後ソ連によって極寒の地シベリアに抑留され、
強制労働を強いられた日本人の死亡率は約10%です。
それと比較すると異常に高い死亡率だった事がわかります。
●低年齢と高年齢の死亡率
16歳から69歳までが圧倒的に多いのですが、
15歳未満の子どもや70歳以上の老人も含まれています。
◎15歳未満 142人 死亡者10人 死亡率 7%
◎70歳以上 11人 死亡者 7人 死亡率63%
「うさぎ狩り作戦」による無差別連行で、
子どもや老人が紛れ込んだと思われます。