1946年1月1日、昭和天皇が人間宣言をしました。
国民が天皇のことを本当に
神と信じていたかどうかは分かりませんが、
政治や軍事に関することは全て
「天皇は神である」ということを前提にして行われていました。
「神は絶対に過ちを犯さない、
従って神は謝罪しない」ということを前提に、
「神国日本」は「八紘一宇」の名目で
天皇の下に世界を統一する戦争をしかけました。
注:天皇つまり国家(国体)は間違いを犯さない、
謝罪をしないということが「天皇無答責」です。
注:四縁・四角(八紘)、を一つの屋根の下に置く(一宇)の思想が八紘一宇です。
ですから天皇が人間宣言をする事は
民主化の前提になることでしょう。
◎天皇の人間宣言
詔書 官報 号外
・・・・朕は汝等国民とともにあり、
常に利害を同じゅうし休戚を分たんと欲す
朕と汝等国民との間の紐帯は、
終始相互の信頼と敬愛とによりて結ばれ、
単なる神話と伝説とによりて生ぜるものに非ず。
天皇をもって現御神(アキツミカミ)とし、
かつ日本国民をもって他の民族に優越せる民族にして、
延世界を支配すべき運命を有すとの架空なる観念に基づくものにも非ず。
朕の政府は国民の試練と苦難とを緩和せんが為、
あらゆる施策と経営とに万全の方途を講ずべし。
同時に朕は我国民が時艱に躍起し、
当面の困苦克服のために、
又産業及び文運振興のために勇往せんことを祈念す。・・・・