大本営の命令は天皇からの命令と同じですから、
現地軍は天皇の命令を無視して独断で南京に進撃して行ったことになります。
現地軍の暴走を止められなかった天皇は仕方なく追認してしまったのです。
●12月1日、大本営は大陸命第7号で戦闘序列を発令し、
さらに「中支那方面軍は海軍と協同して敵国首都南京を攻略すべし」という
大陸命第8号を下しました。
すでに南京に向けて進撃していた日本軍は命令後3ルートに分かれて南京城に進攻しました。
注:戦闘序列とは軍の臨時編成ですが、実際には作戦命令です。
天皇が中国を敵国と断定しました。
初めてのことです。