現在尖閣諸島がどこの国に所属するのかを巡って、
日本と中国がもめています。
まず尖閣諸島が地理的にどのあたりになるのかを見てみます。
一般の地図ですと尖閣が小さすぎて
中国、台湾や沖縄との位置関係がよく分かりません。
外務省資料の図を参考にします。
まず尖閣諸島とにはどの様な島々があるのか名称と距離です。
次に位置関係です。
地図で見ると、距離は異なりますが沖縄、
中国、台湾の間にあります。
現在の沖縄は日本ですが、
江戸時代までは琉球王国という独立国でした。
沖縄が当時日本ではなかったと考えると、
古来より日本領土得あったと言う考えには無理があります。
常識的に考えて、琉球王国、中国、台湾の
いずれかの領土だったと考えるほうが自然です。
或いはどこの領土でもない
無人島だったと考えるほうがもっと自然かもしれません。
いずれかの国の領土だった場合、
もし琉球王国の領土だった場合は
明治時代になって日本に組み入れられましたから、
自然に日本領土になったでしょう。
しかしそれならばわざわざ明治28年(1895年)に
国有化の閣議決定をするのは妙な話です。
それとも中国か台湾の領土だったのでしょうか?
領有が決まっていない単なる無人島だったのか?
2013年6月に自民党幹事長だった
野中広務氏と鳩山由紀夫元総理が
相次いで中国で尖閣をめぐる発言をして波紋を起こしました。
野中氏は「尖閣は日中間で棚上げになっている」
鳩山氏は「カイロ宣言で中国へ返還しなければならない」
このレポ-トではそのあたりを細かく考えてみます。