電気が間に合っているかどうかは色々な統計の取り方があります。
◎発電設備の容量の統計
万が一使用量が急に増えたり故障もありますがら、設備は余裕を持って作ります。
特に原発は定期点検で長期間停止しますから、設備には余裕があります。
◎供給量の統計
使用量ギリギリの発電ですと危険な為、その日の気候に合わせて80~90%の使用量になるように余裕を持った供給をします。
原発は調整が難しいので火力やその他の発電で発電量の調整をします。
◎使用量の統計
実際に使った量ですので、一日が終わってみなければ分かりません
グラフを3つ並べます。
発電設備量、供給量(発電量)、使用量、です
●発電設備容量の推移 (一般電気事業用)
資源エネルギ-庁 エネルギ-白書 2014年から
注:2012年での順序は
1.LNG(液化天然ガス) 27.1%
2.石油等 18.8%
3.原子力 18.7%(2005年から変化なし)
4.石炭 15.7%
5.揚水 10.8%
6.一般水力 8.4%
注:原子力が30%と言う人がいますが、設備容量では20%以下です。
さらに定期点検がありますので実際にはもっと下がります。
●電気供給量
資源エネルギ-庁 エネルギ-白書 2014年から
注:実際に発電して供給した量ですから、使用量よりは10~20%多くなっています
注:順位は 事故前の平成10年頃で
1.石油 40.1%
2.LNG(液化天然ガス) 22.6%
3.石炭 19.2%
4.原子力 11.3%
注:実際には原子力は11.3%しか使われていないのです。
注:設備はどんどん増えていますが供給量は2007年から下がっています。
つまり日本の電気使用量は2007年から下がっているのです。
●発電量(供給とは少し違います)
資源エネルギ-庁 エネルギ-白書 2014年から
注:やはり原子力発電は30%以下であることがわかります。
●次に資源エネルギ-庁の資料をもとに物理学者の藤田裕幸氏のまとめた図です。
発電設備の容量に実際の使用量を重ねた図です。
2005年までの統計です。
☆下から火力・水力・原子力の順で設備容量が示されています。
折れ線は実際に使用した最大電力です。仕様量は安定していて原発なしでも間に合う事が分かります。
☆逆に下から原発・水力・火力と並べ変えると、必ず原発を利用して火力が余る事になります。
☆日本では2001年が最大でそれ以降は企業努力もあって使用電力はあまり増えていません。
電力会社によっては、特に東電では2001年が最大電力になっています。
では実際に最近での電力使用はどうなっているのか?
事故を起こした東京電力を中心に東北電力・北海道電力を見てみます。
ついでに大飯原発の停止で、電力不足を演出した関西電力も見てみます。
「東京電力」
東京電力では事故後で全部の原発が停止している2013年5月5日現在でも電気の供給能力は5500Kw以上あります。
そこでここ数年、2008年からの使用状況を見てみます。
4500万Kwを超えた日数です。
東電の現状の発電能力を目安に、5500万kw以上の日数に色をつけます。
注:2015年9月4日現在
年・月 | 4500~ 4999万kw | 5000~ 5499万kw | 5500~ 5599万Kw | 6000万Kw 以上 | 4500万kw 以上 合計 |
2008年1月 | 11日 | 0日 | 0日 | 0日 | 11日 |
2月 | 18日 | 8日 | 0日 | 0日 | 26日 |
3月 | 7日 | 0日 | 0日 | 0日 | 7日 |
6月 | 1日 | 0日 | 0日 | 0日 | 1日 |
7月 | 12日 | 9日 | 4日 | 1日 | 26日 |
8月 | 9日 | 10日 | 3日 | 2日 | 24日 |
9月 | 6日 | 7日 | 0日 | 0日 | 13日 |
11月 | 3日 | 0日 | 0日 | 0日 | 3日 |
12月 | 9日 | 0日 | 0日 | 日 | 9日 |
2008年合計 | 76日 | 3日4 | 7日 | 3日 | 120日 |
| | | | | |
2009年1月 | 14日 | 2日 | 0日 | 日0 | 16日 |
2月 | 10日 | 0日 | 0日 | 0日 | 10日 |
3月 | 4日 | 0日 | 0日 | 0日 | 4日 |
6月 | 3日 | 0日 | 0日 | 0日 | 3日 |
7月 | 10日 | 5日 | 0日 | 0日 | 15日 |
8月 | 12日 | 5日 | 0日 | 0日 | 17日 |
9月 | 3日 | 0日 | 0日 | 0日 | 3日 |
11月 | 1日 | 0日 | 0日 | 0日 | 1日 |
12月 | 12日 | 0日 | 0日 | 0日 | 12日 |
2009年合計 | 69日 | 12日 | 0日 | 0日 | 81日 |
| | | | | |
2010年1月 | 12日 | 3日 | 0日 | 0日 | 15日 |
2月 | 9日 | 8日 | 0日 | 0日 | 17日 |
3月 | 7日 | 1日 | 0日 | 0日 | 8日 |
6月 | 9日 | 1日 | 0日 | 0日 | 10日 |
7月 | 13日 | 4日 | 7日 | 0日 | 27日 |
8月 | 9日 | 4日 | 14日 | 0日 | 27日 |
9月 | 6日 | 5日 | 5日 | 0日 | 16日 |
12月 | 8日 | 0日 | 0日 | 0日 | 8日 |
2010年合計 | 73日 | 26日 | 26日 | 0日 | 128日 |
| | | | | |
2011年1月 | 17日 | 4日 | 0日 | 0日 | 21日 |
2月 | 16日 | 2日 | 0日 | 0日 | 18日 |
3月 | 8日 | 0日 | 0日 | 0日 | 8日 |
6月 | 1日 | 0日 | 0日 | 0日 | 1日 |
7月 | 5日 | 0日 | 0日 | 0日 | 5日 |
8月 | 6日 | 0日 | 0日 | 0日 | 6日 |
9月 | 4日 | 0日 | 0日 | 0日 | 4日 |
12月 | 2日 | 0日 | 0日 | 0日 | 2日 |
2011年合計 | 59日 | 6日 | 0日 | 0日 | 65日 |
| | | | | |
2012年1月 | 15日 | 0日 | 0日 | 0日 | 15日 |
2月 | 14日 | 0日 | 0日 | 0日 | 14日 |
3月 | 2日 | 0日 | 0日 | 0日 | 1日 |
7月 | 8日 | 1日 | 0日 | 0日 | 9日 |
8月 | 13日 | 2日 | 0日 | 0日 | 15日 |
9月 | 7日 | 0日 | 0日 | 0日 | 7日 |
12月 | 1日 | 0日 | 0日 | 0日 | 1日 |
2012年合計 | 60日 | 3日 | 0日 | 0日 | 63日 |
| | | | | |
2013年1月 | 6日 | 0日 | 0日 | 0日 | 6日 |
2月 | 9日 | 0日 | 0日 | 0日 | 9日 |
7月 | 6日 | 1日 | 0日 | 0日 | 7日 |
8月 | 12日 | 2日 | 0日 | 0日 | 14日 |
9月 | 2日 | 0日 | 0日 | 0日 | 2日 |
12月 | 2日 | 0日 | 0日 | 0日 | 2日 |
2013年合計 | 37日 | 3日 | 0日 | 0日 | 40日 |
| | | | | |
2014年1月 | 6日 | 0日 | 0日 | 0日 | 6日 |
2月 | 11日 | 0日 | 0日 | 0日 | 11日 |
7月 | 3日 | | | | 3日 |
8月 | 9日 | | | | 9日 |
12月 | 1日 | | | | 1日 |
2014年合計 | 30日 | | | | 30日 |
| | | | | |
2015年1月 | 3日 | | | | 3日 |
2月 | 2日 | | | | 2日 |
7月 | 5日 | | | | 5日 |
8月 | 5日 | | | | 5日 |
●2008年が最近では最も暑かった為6000万Kwを超えた日が3日ありました。
2010年も特別暑かったのですが6000万Kwを超えた日はありませんでした。
この頃から企業が安全のため自家発電を大幅に増やしたせいでそれ以降需要は下がったものと思われます。
2011年は事故の後で節電をしましたから当然ですが、それ以降は節電しなくても5500Kwを超えた日はありません。
それでは原発事故の後での実際の供給能力と供給実績を見てみます。
供給能力とは、電力会社がここまで発電できます、と準備を整えた数字です。
しかしその日の天候で需要は変わります。
無駄に発電しても燃料代もかかるし電気は保存できませんから、需要が80~90%に収まるように発電調整します。
これが実際の供給実績です。
ニュ-スで使用電力が90%を超えたと騒ぐ事がありますが、単に調整しているだけで供給能力は充分にあるのです。
●供給能力
2012年冬 5786万Kw 原発ナシ (2011年12月~2012年3月)
2013年冬 5524万Kw 原発ナシ (2012年12月~2013年3月)
2013年夏 5800万Kw以上 原発ナシ
2014年冬 5434万Kw 原発ナシ (2013年12月~2014年3月)
2014年夏 5650万Kw 原発ナシ (2015年8月想定 他社への融通なし)
2015年冬 5455万Kw 原発ナシ (2014年12月~2014年3月)
2015年夏 5659万Kw 原発ナシ (2015年8月想定 4月30日経産省発表)
●供給実績
2011年 5570万Kw 原発ナシ
2012年 5580万Kw 原発ナシ
2013年 5099万Kw 原発ナシ
2014年 5502万Kw 原発ナシ
*供給実績は使用量ではありません。
10~20%の余裕を見て当日発電した量です。
*供給実績は需要が下がれば下がります。
2012年冬は5780万Kwまで準備したが実際は5580万Kwで足りた
2013年冬は5524万Kwまで準備したが実際は5099万Kwで足りた
2014年夏は5669万Kwまで準備したが実際の発電は5444万Kwで足りた
ではどの位電気を使ったかですが? 夏、冬の最大使用電力です。
年 | 月日 | 最高使用電力 | コメント |
2008年 | 1月23日 | 5029万Kw | 原発あり |
| 8月8日 | 6089万Kw | 原発あり |
2009年 | 1月9日 | 5029万Kw | 原発あり |
| 7月31日 | 5450万Kw | 原発あり |
2010年 | 1月12日 | 5240万Kw | 原発あり |
| 7月23日 | 5999万Kw | 原発あり |
2011年 | 2月14日 | 5146万Kw | 事故直前 原発あり |
| 8月18日 | 4922万Kw | 原発ナシ |
2012年 | 1月12日 | 4966万Kw | 原発ナシ |
| 8月30日 | 5078万Kw | 原発ナシ |
2013年 | 2月19日 | 4743万Kw | 原発ナシ 節電ナシ |
| 8月9日 | 5093万Kw | 原発ナシ 節電ナシ |
2014年 | 2月14日 | 4943万Kw | 原発ナシ 節電ナシ |
| 8月20日 | 4992万Kw | 原発ナシ 節電ナシ |
2015年 | 8月7日 | 4957万Kw | 原発ナシ 節電ナシ |
85ペ-ジに藤田裕幸氏のまとめた図を載せましたが、今度は東京電力のみの図です。
これは東電の発表ですからそれなりの信頼が置けるグラフです。
東電管内では平成13年が使用電力のピ-クでそれ以来下がってきています。
震災の後で節電しているから下がっている訳ではありません。
恐らくは社会全体でエネルギ-需要が下がってきたこと、
製品装置が低電力化したこと、
企業が自家発電を増やしたことが原因だと思われます。
そして震災で、その傾向は更に強まり使用電力は下がっています。
その上急速に再生可能エネルギの設備が増えていますので、
原子力発電がなくても電気は余ってきています。
「東北電力」
次に福島をかかえる東北電力を見てみます。
まず各年の最大使用電力です。
東北電力のホ-ムペ-ジには2008年の7月から記録が残っています。
発電能力の目安となる、1500万kw以上に色をつけました。
2015年9月4日 現在
年月 | 1300万kw~ 1399万kw | 1400万kw~ 1499万kw | 1500万kw~ | 1300万kw 以上の合計 |
2008年7月 | 7日 | 3日 | | 10日 |
8月 | 7日 | 4日 | | 11日 |
9月 | 5日 | | | 5日 |
11月 | 3日 | | | 3日 |
12月 | 1日 | | | 1日 |
2008年合計 | 23日 | | | 30日 |
| | | | |
2009年1月 | 4日 | | | 4日 |
2月 | 2日 | | | 2日 |
8月 | 2日 | | | 2日 |
12月 | 3日 | 2日 | | 5日 |
2009年合計 | 11日 | 2日 | | 13日 |
| | | | |
2010年1月 | 12日 | 3日 | | 15日 |
2月 | 13日 | 2日 | | 15日 |
3月 | 1日 | | | 1日 |
7月 | 5日 | 5日 | | 10日 |
8月 | 6日 | 11日 | 3日 | 20日 |
9月 | 1日 | 2日 | 2日 | 5日 |
12月 | 7日 | 1日 | | 8日 |
2010年合計 | 45 | 24日 | 5日 | 74日 |
| | | | |
2011年1月 | 7日 | 17日 | | 24日 |
2月 | 10日 | 1日 | | 11日 |
3月 | 5日 | | | 5日 |
12月 | 2日 | | | 2日 |
2011年合計 | 24日 | 18日 | | 42日 |
| | | | |
2012年1月 | 8日 | | | 8日 |
2月 | 5日 | | | 5日 |
7月 | 2日 | | | 2日 |
8月 | 12日 | | | 12日 |
12月 | 3日 | | | 3日 |
2012年合計 | 30日 | | | 30日 |
| | | | |
2013年1月 | 7日 | | | 7日 |
2月 | 5日 | | | 5日 |
8月 | 1日 | | | 1日 |
12月 | 1日 | | | 1日 |
2013年合計 | 14日 | | | 14日 |
| | | | |
2014年1月 | 12日 | | | 12日 |
2月 | 11日 | 1日 | | 12日 |
3月 | 3日 | | | 3日 |
8月 | 4日 | | | 4日 |
12月 | 6日 | | | 6日 |
2014年合計
| 35日 | 1日 | | 36日 |
| | | | |
2015年1月 | 7日 | | | 7日 |
2月 | 3日 | | | 3日 |
7月 | 1日 | | | 1日 |
8月 | 4日 | 1日 | | 5日 |
各年の最高使用電力は次の通りです
冬に最高電力になります。
年 | 月・日 | 使用電力 | コメント |
2008年 | 8月7日 | 1474万Kw | |
2009年 | 12月18日 | 1428万Kw | |
2010年 | 8月5日 | 1557万Kw | 近年での最大使用電力 |
2011年 | 1月20日 | 1470万Kw | |
2012年 | 2月8日 | 1357万Kw | 原発停止 |
| 12月26日 | 1357万Kw | 原発停止 |
2013年 | 1月18日 | 1373万Kw | 原発停止 |
2014年 | 2月5日 | 1400万Kw | 原発停止 |
2015年 | 8月6日 | 1400万Kw | 原発停止 |
注:2015年8月22日現在
では実際にどの位発電したのでしょうか?
2013年1月30日 1584万Kw 発電実績
2014年8月見込 1553万Kw 2014年4月政府発表
2014年1月見込み 1528万Kw 2014年10月発表経済産業省
2015年8月供給力 1524万Kw 2015年4月30日発表、経済産業省
震災後の2013年に近年の最大電力より多く発電していますし、
その後企業の自家発電が増えていますので
2014年の見込みは低く押さえているのです。
原発が停止していても充分なのが分かります。
「北海道電力」
同じように北海道電力を見てみます。
発電目安の530万kw以上に色をつけました。
2015年9月4日 現在
| 520万kw~ 530万kw | 530万kw~ | 520万kw 以上の合計 |
2010年1月 | 2日 | 16日 | 18日 |
2月 | 4日 | 14日 | 18日 |
3月 | 1日 | 0日 | 1日 |
11月 | 1日 | 0日 | 1日 |
12月 | 9日 | 5日 | 14日 |
2010年合計 | 8日 | 44日 | 52日 |
2011年1月 | 2日 | 20日 | 22日 |
2月 | 4日 | 6日 | 10日 |
3月 | 5日 | 1日 | 6日 |
11月 | 1日 | 0日 | 1日 |
12月 | 4日 | 14日 | 18日 |
2011年合計 | 16日 | 41日 | 57日 |
| | | |
2012年1月 | 2日 | 21日 | 23日 |
2月 | 4日 | 24日 | 28日 |
3月 | 0日 | 1日 | 1日 |
12月 | 3日 | 4日 | 7日 |
2012年合計 | 9日 | 50日 | 59日 |
| | | |
2013年1月 | 4日 | 8日 | 12日 |
2月 | 7日 | 1日 | 8日 |
12月 | 1日 | 0日 | 1日 |
2013年合計 | 1日 | 21日 | 22日 |
| | | |
2014年1月 | 6日 | 6日 | 12日 |
2月 | 3日 | 4日 | 7日 |
12月 | 2日 | 1日 | 3日 |
2014年合計 | 11日 | 11日 | 22日 |
| | | |
2015年1月 | 1日 | 0日 | 1日 |
2月 | 0日 | 0日 | 0日 |
| | | |
各年の最高使用電力です。
年 | 月・日 | 使用電力 | コメント |
2009年 | 12月7日 | 549.2万kw | |
2010年 | 2月5日 | 568.6万kw | |
2011年 | 1月12日 | 578.8万kw | 過去最大使用電力 |
2012年 | 2月2日 | 568.4万kw | |
2013年 | 1月18日 | 551.5万kw | |
2014年 | 1月23日 | 536.7万kw | |
注:2014年8月19日現在
これに対して最大供給能力はどの位あるのでしょうか?
冬季 2012年12月27日発表 629万Kw(内、他社からの購入20万Kw)
2013年11月1日発表 613万kw(他社購入 0)
2014年10月1発表 629万kw(他社購入 0)
夏季 2014年4月17日発表 529万kw(他社購入 0)
2015年8月見込 513万kw(他社購入 0)(4月30日経産省)
2011年の過去最大使用をはるかに超えた発電をしています。
しかも原発は停止した状態です。
それにもかかわらず北海道では節電キャンペ-ンをしています。
「九州電力」
鹿児島の川内原発が再稼動しましたので、九州電力もさかのぼって見てみます。
現在の九州電力のホ-ムペ-ジには福島の事故後の情報しか記載されていません。
1400万kw以上の日数を表にしました。
2015年9月4日 現在
| 1400万kw~ 1490万kw | 1500万kw~ 1590万kw | 1600万kw~ | 1400万kw 以上の合計 |
2012年1月 | 3日 | 0日 | | 3日 |
2月 | 3日 | 1日 | | 4日 |
7月 | 6日 | 3日 | | 9日 |
8月 | 12日 | 3日 | | 15日 |
2012年合計 | 24日 | 7日 | | 31日 |
| | | | |
2013年1月 | 1日 | 0日 | | 1日 |
2月 | 1日 | 0日 | | 1日 |
7月 | 13日 | 2日 | | 15日 |
8月 | 11日 | 6日 | 1日 | 18日 |
9月 | 1日 | 0日 | | |
2013年合計 | 27日 | 8日 | 1日 | 36日 |
| | | | |
2014年1月 | 2日 | 0日 | | 2日 |
2月 | 3日 | 0日 | | 3日 |
7月 | 4日 | 1日 | | 5日 |
8月 | 1日 | 0日 | | 1日 |
12月 | 0日 | 2日 | | 2日 |
2014年合計 | 10日 | 3日 | | 13日 |
| | | | |
2015年1月 | 0日 | 0日 | | 日 |
2月 | 1日 | 0日 | | 1日 |
7月 | 3日 | 0日 | | 3日 |
8月 | 5日 | 1日 | | 6日 |
| | | | |
今年は相当暑かったにもかかわらず、1500万kwを超えたのはたった1日です。
それでは供給力はどのくらいあったのでしょうか?
今年の経済産業省の発表では1693万kwまで供給つまり発電できるとなっていました。
しかし実際の供給力を見てみます。
2012年8月3日 1732万kw
2013年8月21日 1749万kw
2014年7月28日 1681万kw
2015年8月9日 1750万kw
このようになっています。つまり経産省発表より多くの供給力があったのです。
勿論、他社からの融通予定もあります。
原子力発電所再稼動の必要がないことが明白です。
「関西電力」
2012年は大飯原発の再稼動を巡って大騒ぎになりました。
大阪の橋下氏や滋賀の嘉田氏と政府の攻防で結局は再稼動が決まった事は記憶にあります。
再稼動した大飯の1号機、2号機を合わせて230万Kw(最大能力は235万Kw)です。
再稼動しなければ関西電力は不足したのでしょうか。
最大使用電力 2012年8月3日 2681万Kw
最大供給実績 2012年7月27日 3037万Kw
最大供給予定 2014年8月予測 2924万Kw(他社から「融通0)
そして結果です。
供給に対して使用電力は 356万Kw余りました。
再稼動した大飯原発分がなくても 356-230=126
126万Kw余った事になります。
必要があって3037万Kw発電したのであって、発電能力はもっとあったはずです。
恐らくあと数百万Kwは余裕あったと思われます。
再稼動の実績を作りたいために電力不足のキャンペ-ンをしたと思われても当然でしょう。