英国によるBC級裁判での訊問記録です。
この事件は、ビルマ南東部モ-ルメン地方のインド人の村、
カラゴンを襲った日本軍が600人以上の住民を虐殺した事件です。
日本軍の部隊は第33師団歩兵第215連隊第3大隊です。
この裁判で大隊長の市川清義少佐は死刑判決を受けています。
その中で慰安婦に関する部分の検察と大隊長のやり取りです。
このやり取りを見ると、女性の調達が軍の命令で行われた事がわかります。
Q どのようにして彼女たちを選んだのですか?
A 私は女性たちに、チャウンナクアで我々のために働きたいと考える者で、
子どもがいない者は志願してよいと言いました
Q 選ばれた女性たちはみんな若い女性であったというのは事実ですか?
A はい
Q 一般的に慰安婦として知られているように、
日本軍に奉仕させるために地元の女性を集めるのは、
日本軍がいつもやることではないですか?
A 一般的な考えがどうであったのかは分かりません。
私は彼女らを連れてくるように直接、命令され、そして連れてきたのです。
Q あなたは日本軍の慰安婦にするために彼女たちを連れてきたのではないか?と
私は言っているのです。
A 日本軍では師団からの命令がなければ、
慰安所でサ-ビスする女性たちを雇うことは出来ません。