細菌戦はあったのでしょうが、具体的な証拠証拠が
なかなか発見出来ませんでした。
ところが1993年6月、偶然に多くの資料が
中央大学の吉見教授等によって発見されました。
発見場所は「防衛庁防衛研究図書館」です。
陸軍幹部の業務日誌が発見されたのです。
その後その資料は閲覧禁止になってしまいましたが,
日本政府保管の正式資料ですから重大な証拠となります。
国は全面公開するべきでしょう。
発見された日誌は下記の通りです。
●参謀本部作戦課 井本熊夫中佐の業務日誌 23冊
1940年9月~1942年12月、参謀本部作戦課員
●陸軍省医務局医事課 金原節三大佐の
陸軍省業務日誌摘録 35冊
1937年8月から陸軍省医務局医事課員
1941年11月から同医事課長
● 同上 大塚文夫大佐の備忘録 13冊
金原大佐の後任として1943年9月、医事課長就任
●参謀本部第一部長 真田穣一郎少将の業務日誌 40冊
次から始まるレポ-トでは、
実際の細菌戦の様子や証言と、
これを裏付ける日本軍の上記日誌等を
年代ごとに別項目にして整理します。