肝臓障害に関する色々なデ-タ- 4

● 「健康食品で薬物性肝障害が疑われている品名」

 健康食品のどの成分が

 肝障害を起こしているのか、

 色々な論文を混ぜて選びました。

  ◎健康食品の安全性・有効性情報 

      国立健康・栄養研究所   

  ◎薬物性肝障害の新展開 

      胆肝膵 第68巻2号   

  ◎民間薬および健康食品による

      薬物性肝障害の調査肝臓第46巻3号   

  ◎痩せ薬・健康食品による

      薬物性肝障害第2次全国調査

      肝臓第45巻2号   

  ◎広島赤十字・原爆病院での調査

注:ほとんどが宣伝で目や耳にする成分です。

頭文字品名
ア行青汁、アガリスク、ウコン、春ウコン、秋ウコン、アロエ、エキナセア、アスタキサンチン、アシュワガンダ
カ行

カテキン、カバノアナタケ茶、ガルシニア・カンボジア、キダチアロエ、共役リノ-ル酸、クロム、クロレラ、ガラナ、紅茶キノコ、

ケフィア(ヨ-グルトきのこ)、キクイモ、キノコキトサン、金時ショウガもろみ酢、黒酢、麹菌エキス、酵素、ゴ-ヤ茶、

コエンザイムQ10、コラ-ゲン

サ行サフラン、サメナンコツ、シジミ、スピルリナ、センナ、シベリアニンジン
タ行朝鮮人参、DHA(ドコサヘキサエン酸)、どくだみ茶
ナ行ナイアシン、ニガクサ属、ニンニク、ノコギリヤシ、ノニジュ-ス
ハ行

ハタケシメジ、バレリアン(セイヨウカノコソウ)、ビタミンA(既存の肝疾患の悪化)、プエラリア・ミリフィカ、ブラックコホシュ、

フロテイン、プロポリス、ベニコウジ、はちのこ、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸コラ-ゲン、ハブ茶、フコダイン、ビタミンC、

プラセンタ、ブル-ベリ-

マ行メチオニン(既存の肝疾患の悪化)、マルチビタミン
ラ行ラカンカ、ルイボス茶、ロ-ヤルゼリ-、エラクトフェリン、霊芝


注:この表にはありませんが、

  最近乳酸菌の多量摂取が目立っています。

  乳酸菌も菌の一種です。         

    多量に摂取すると、対抗上殺菌のため

    胃液の分泌が高まり、

    胃のトラブルが予想されます。

 

● 「漢方薬」

 最近週刊誌等で漢方薬の問題も

 取り上げられています。 

 前のほうの「薬物性肝障害」の原因として

 漢方薬が6位で7.1%を占めています。 

 漢方薬は附子、甘草、麻黄、大黄等の

 生薬を症状に合わせて組み合わせて

 作っているので安心感はあります。

 しかし「高齢者と薬の副作用」にもかきましたが、

 生薬の「甘草」を含む薬は漢方薬で100種類以上

 一般薬では1000種類にもなります。

 また「麻黄」を含む薬は漢方薬で16種類

 一般薬で400種類にもなります。

 その結果何種類も漢方薬や一般薬を飲む人

 生薬がかなり重複しますので、

 肝臓への負担を避けるためには

 注意するべきだと思います。