染色体・遺伝子への影響
放射線の遺伝子に与える影響は身体の細胞を放射線が通過したときの影響ですから、外部被曝、内部被爆に関わらず共通です。
そのために後で説明しますが、外部被曝や内部被爆の説明の時にも参考にして下さい。
全ての生物の遺伝情報は染色体に入っています。
一概に異常とは言えませんが染色体に変化が起きることがあります。
生物の進化も変化した染色体が偶然環境に対応できる固体が生き残ったものと言われます。
その結果人類が出来たと考えれば染色体の変化が必ずしも悪い事だとは限りません。
現在の私達にとって不都合な染色体の変化を単に異常としているに過ぎないかもしれません。
ガンがその良い例でしょう。
染色体異常は多くの原因で起きます。
断定は出来ませんが放射線の影響が非常に大きいとされています。
「遺伝子は全く同じで複製される」
受精して出来た最初の遺伝子は分裂を繰り返しながら増えてきます。
つまり赤ちゃんから大人になるのです。
最初の受精卵の遺伝情報がそのまま複製されますから、放射線で損傷を受けるとそれがそのままどんどん複製されて増えてきます。
ですから子ども特に新生児の被爆には気をつけなければなりません。
卵子や精子が被爆するのはもっと危険である事は当然です。