子宮頸がんワクチン
2014年3月に書きました
子宮頸がんワクチンの副作用が問題になり、
現在、国は接種を勧奨していませんが、
これまで同様の接種を進めるような
議論が再燃しています。
副作用についたは、
当初、国や製薬会社は本人の気のせいか
心身症だろうと説明していましたが、
どうやらワクチンそのものに原因が
ありそうだということがわかってきました。
子宮がんには大きく分けて
子宮体がんと子宮頸がんがあります。
一般的に子宮がんといえば頸がんのことを言い、
現在では子宮がんのうち
半分くらいが頸がんと言われます。
その頸がんを防止しようと開発されたのが
ワクチン(HPVワクチン)です。
日本では2013年4月から「サ-バリックス」と
「ガ-ダシル」の2種類の接種が始まりました。
そして重症化する副作用が多発したのです。
子宮頸がんはヒトパピロ-マウイルス(HPV)の
感染によって起きます。
このウイルスは古くから存在する
ウイルスで100種類以上の型が報告され、
発見された順に番号が付けられています。
そのうち人に子宮頸がんを起こすのは30種類くらいで、
日本では16型と18型の2種類が
頸がんの原因の60~70%とされます。
このウイルスは粘膜や皮膚に常在していて、
細かい傷から侵入して感染します。
そして感染から発症まで数十年かかります。
その為中高年に発症するのです。
以前は体がんと頸がんが統計上
厳密に分けられてはいませんでしたが、
死亡率が1960以前は10万人当たり
20人だったのに対して、
1995年からは約5人に減っています。
頸がんだけでは2.1~2.6人です。
世界で頸がんの死亡が増えていると
言われるのは発展途上国の話で、
先進国の7倍もの死亡率になっています。
日本では検診率が上昇したため
発見数が増えていますが、
死亡数が増えたわけではありません。
整理しますと
◎ウイルスは常在しているので比較的感染しやすい
◎感染しても多くは免疫力で排除できる
◎発症まで数十年かかり、
定期検診で早期発見できるので治療が楽である
◎死亡原因としては少ない
このようになりますが、
ワクチンはどうでしょうか?
多くの型に対してワクチンは
4種類にしか対応していません。
◎サ-バリックス 16型 18型
◎ガ-ダシル 6型 11型 16型 18型
これだけの型にしか効果はないのです。
ウイルスは常在しています。
ワクチンは傷から細胞内に侵入することを防ぐだけです。
外部から入ったり、す
でに住み着いたウイルスを排除したり、
感染したウイルスを退治することはできません。
ピタリ当たった時の侵入防止効果は90%ですが、
どの型のウイルスに感染するかわからないので
全体からみると38%の効果しかありません。
つまり
◎すでに感染している人には効果はありません
◎ウイルスの変化が激しいので
ワクチンを使ってもウイルスが
変化してしまう可能性がある
◎ワクチンの持続効果が4.5~8.4年しかない
◎ワクチンに含まれるアルミニウム系の
アジュバンド(補助剤)による
猛烈な副作用が多発する可能性が示唆され、
その副作用は現時点では治療方法がありません
これらを考えると、発症まで時間がかかることから、
若いころから定期検診を受け、
早期発見・早期治療を心掛けたほうが
安全かもしれません。
常在していて粘膜の細かい傷から入るので
若い方は性接触にも注意したほうが
良いかも知れません。
また子宮がん全体と女性ホルモンの影響が
疑われているので、
必要のない女性ホルモンは控えるべきだと思われます。
以上