活断層
ちょうど原発が多く出来た60年代後半から70年代は地震学ではまだ活断層の研究が余り進んでいませんでしたし、
丁度日本列島の地震活動が盛んでなかったこともあって、原発は進められました。
しかし心ある多くの専門家は警告を出していました。
前のほうで書いた石橋克彦氏もそうですが、
現在原子力規制委員会の専門家調査団の委員を務める東洋大学教授の渡辺満久氏もその一人です。
分かっていた事ですが、良心的専門家の調査で日本の多くの原子力施設の周辺に活断層があることが分かってきました。
本来、国が専門家に調査をさせて安全だと判断して原発を建設したのです。
今頃になって「活断層がある、ない」などと議論すること事態が異常なことです。
六ヶ所村、東通、大飯、浜岡、敦賀、・・・・キリがありません。
実は過去数人の通称御用学者といわれる人たちが安全審査をして建設にお墨付きを与えてきました。
その人たちの責任はどうなるのでしょうか?
特に衣笠善博東京工業大学名誉教授は20年近くほとんどの原発審査に関わり、
山崎晴雄首都大学教授は東通や六ヶ所村の安全審査に関わってきたのですから
当然責任は問われなければならないでしょう。